時短術~Fujiko Style 音声入力編
音声入力という言葉は今や市民権を得た言葉だろう。
私が音声入力を始めたのは今から10年前。
英語から日本語への字幕翻訳の勉強をしていた時だった。頭の中に浮かび上がってきた文章をそのままワードへ文字化したかったためだ。
英文を読んでそれを日本語に粗く翻訳。その後に訳文を字数制限内に加工。
字幕翻訳は映像と一緒に表示されるので、臨場感かつ端的な表現で字数内に収めることが重要。
翻訳文をローマ字入力で入力作業をしていると、どうしても入力ミスが発生する。そうすると、せっかく浮かび上がった文章を忘れてしまうのだ。
臨場感に満ちた表現をそのまま文字化するには、なんとなく音声入力がいいのではないかと思いついた 。
リサーチしてみると、その時は数種類の音声入力ソフトがあった。私はAmy Voiceというソフトを購入した。ヘッドセットとソフトで価格は2万から3万円はしたと思う。
PCにインストールして、いざそれを使うと変換能力が低く、固有名詞はいちいち単語登録しなければいけなかった。私の思い通りの文字化作業は、スムーズに行くどころかかえって足手まといになってしまった。
翻訳文は結局はローマ字入力でするはめに。元の木阿弥。とほほ。
それから7年後。
再び音声入力に火がつく。
もちろん私が音声入力を始めた頃とは全く違い、iOS や Remote mouseで無料で音声入力をし始めた。
LINE やメッセンジャーはもちろん音声入力。
仕事のメールも音声入力。
そして、この文章も音声入力だ。
特に便利に思うのが仕事のメール。
音声入力をすることで、入力作業時間が1/3短縮されていると感じている。
ただし、この作業は一人でいる空間が望ましい。
コワーキングスペースやカフェでやってみたが、他の人から聞かれているのではないかと気になる。大きな独り言を言っている人だなあと勘違いされないようにする配慮もある。
このブログの文章は、Google ドキュメントに一旦入力をして調整をしているが、音声入力の学習能力が高く、変換ミスもほとんどない。
日々使いやすさや進歩を感じている。
私が10年前にこれを使っていたら、もしかしたら翻訳家になっていたかもしれないね笑